大型犬にとってのドライドッグフード情報まとめ 給与量編

フード・おやつ
この記事は最終更新から4年以上経過しています。内容が古くなっている可能性があります。

大型犬にとっての食事の大事さ

大型犬は成犬時の体重が25キロから45キロ程度で、成長期は約15〜18か月齢です。生後2ヶ月齢までは急激に成長してその後はゆるやかに成長しますが、生まれた時の体重と成犬時の体重ではおよそ70倍もあり、急激な成長や体重増加が骨格の成長に悪影響を及ぼすことや、その大きな体を維持するために食事はとても大事です。特に中期から後期にかけては筋肉が分解されやすくなるため、筋肉を維持するためにも適切な量の食事を与えることが大切です。

給与量はそれぞれのドッグフードによって変わる

愛犬に与えるドッグフードは、大きく分けて3種類あります。
総合栄養食はそれだけで必要な栄養基準を十分に満たせるドッグフードなので、毎日の食事に最適です。

食事療法食は病気などで栄養バランスを整えることを目的としたドッグフードで、総合栄養食と比較して栄養バランスに偏りが多く見られます

一般食は主食をサポートする目的のもので、「おかず」や「おやつ」に相当するドッグフードです。これらの3種類はカロリーが異なるため、給与量はそれぞれで異なります。

給与量はどこを見ればわかる?

愛犬に適したドッグフードの給与量は、ドッグフード100グラムあたりの代謝エネルギーを1日当たりのエネルギー要求量で割った数値に100を掛けたものとなっていますが、計算がなかなか困難であるためドッグフードのパッケージに記載されている「給与目安量」を見て、愛犬の体重を照らし合わせて決めている飼い主がほとんどです。
ただし、その量を一度に与えてしまうと消化器への負担が大きくなるため、1日2〜3回に分けて与えるのが一般的です。

給与量の違いにより起こりうるリスク

給与量の違いによって起こりうるリスクとしては、与え過ぎた場合はカロリー過多で肥満となり、足腰への負担が大きくなることから関節や靭帯、椎間板を痛めやすくなる他、心臓や呼吸器への負担も増えることや、糖尿病を発症する可能性が高くなります。

逆に少ない場合は、筋肉量が減るため体温を保てなくなることや、免疫力が低下して病気に罹りやすくなります。また、健康な皮膚を作れなくなるため毛が抜けたり内臓疾患になる可能性があります。

愛犬と永く過ごすために

ワンちゃんは自分の体調を飼い主に正しく伝えることができませんので、栄養が足りているか不足しているかは飼い主が判断しなければなりません。愛犬が喜んで食事をしている姿を見ると、ついもっとたくさん与えたくなりますが、十分な愛情を注いでいるつもりでも結果的に寿命を縮めていることにもなりかねないので、愛犬と永く一緒に過ごすためには、年齢に応じた給与量のドッグフードを与えることと適切な与え方をすることが大切、ということを理解しておきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました